PROJECT|A Tree
PROJECT|A Tree

PROJECT|A Tree

30 OCTOBER, 2025

2025年春に始動した、GINZA SIXと設計事務所DAIKEI MILLSとの3年にわたるアートプロジェクト「A Tree」が第二フェーズを迎え、国内外で活躍する6組のアーティストによる作品を2025年秋より順次展開いたします。

E&Yは第二フェーズより、本プロジェクトに参画し、デザイナーのキュレーションに協力、制作・マネージメントを担当をしています。


「A Tree」は吉野杉を主役に据え、素材の成り立ちや流通、製材の過程に光を当て、木が家具や建築へと価値転換するプロセスを表現していくアートプロジェクトです。

GINZA SIXとともに、本プロジェクトを主導するDAIKEI MILLSは、商業空間や公共施設など様々なデザインプロジェクトに取り組みながら、社会のVOIDを時限的に占有し一般へ解放する運動SKWATの活動を行うなど、一貫して人と空間の在り方を考え続けている設計事務所です。

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Photo : Yasuyuki Takaki


第一フェーズでは、ものづくりの原点に本質的な価値を見出し、吉野杉の無垢材を活かした椅子が館内を彩り、屋上には幻想的な光の演出が施されたアートパークが登場しました。

*「A TREE」のプロジェクトの概要とDAIKEI MILLS中村氏のインタビューはこちらよりご覧いただけます。


第二フェーズでは、6組のアーティストによる作品が展示されます。

制作は吉野林業を継承する豊永林業大谷木材の協力のもと行い、各アーティストは吉野林業に触れ、 現地で感じたインスピレーションをもとに作品をデザイン。
アートやカルチャーの要素を取り入れたコミュニケーションツールとして機能を拡張し、GINZA SIXを訪れる人々へ新たな発見を促す空間体験を提供します。

第一弾として、2025年10月31日より、東京を拠点とするデザイナーSiin Siin、韓国のアーティストデュオ KUO DUOによる展示が開始されます。


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Siin Siin
Siin Siinは東京を拠点に活動するデザイナー。家具をはじめとする少量生産のオブジェクトの制作、オブジェクトのコンポジションとしての空間設計、多様な分野とのコミッションワークを手がけている。対象や環境への観察を起点に、素材、技術、場、他者との関係に現れるズレや痕跡に注目し、それらをかたちとして構成することで、ものや空間の成り立ちを問い直している。また、制作の過程や作る行為そのものをデザインの一部として捉え、そこに現れる不安定さや即興性を積極的に引き受ける実践を行っている。

WEB : https://siin-siin.com/
INSTAGRAM : siin_____siin


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KUO DUO
KUO DUOは、ソウルを拠点とするインダストリアルデザインスタジオ。プロダクト、家具、空間デザインに加え、クリエイティブディレクションも手がけている。イ・ファチャンとメン・ユミンは、ソウルの弘益大学でインダストリアルデザインを学んだ後にスタジオを設立。Cecilie Manz Studio、Form Us With Love、Shigeki Fujishiro Design、SWNAといった国際的なスタジオで経験を積んだ。量産可能なプロダクトから、リミテッドエディションや展示空間まで、多岐にわたる領域で制作を行う。素材や生産技術への新たなアプローチと、最終的なアウトプットの機能性・簡潔さとのバランスを探求している。実験的かつ実践的なプロセスを通じて、独自のデザイン言語の拡張と、長く愛されるプロダクトの創出を目指している。
さまざまなブランドやクライアントと協業し、立体的なデザインの可能性を広げる彼らは、2025年のメゾン・エ・オブジェで「Rising Talent Award」を受賞した。

WEB : https://kuo-duo.com/
INSTAGRAM : kuo__duo



第二弾は、ロンドン在住のデザイナー/メイカーのRio Kobayashiと、メキシコ・グアダラハラを拠点に、家具やプロダクトを手がけるデザインスタジオを主宰するFabien Cappello

第三弾は、ロンドンを拠点とする革新的かつ実験的な手法を行うデザイナーMax Lambと、
家具やファッション、彫刻などジャンルやスタイルにとらわれない多彩な表現を行うFaye Toogoodの作品が展開されます。

ONLINE SHOP | 販売開始のお知らせ【HALF - KOICHI FUTATSUMATA STUDIO】

ONLINE SHOP | 販売開始のお知らせ【HALF - KOICHI FUTATSUMATA STUDIO】

03 OCTOBER, 2025

ショールーム及びオンラインショップにて、二俣公一がデザインしたテーブルランプ「HALF」の取り扱いを開始いたします。

従来のガラス製ボール球の素朴でアノニマスな美しさに着目したテーブルランプは、ボール球を器具の造形へ大胆に取り込みながらも、あえて「上半分」だけを開放したデザインで、シンプルながらも彫刻的な存在感があります。

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住空間における理想的な照明は必要に応じて点在する「地明かり(ローカルライト)」であると考え、二俣氏が主宰するケース・リアルでは、これまでデザインした住宅等の設計プロジェクトにおいても、この思考に基づいたブラケット照明をライティングデザイナーとともに独自開発してきました。

この照明はそのコンセプトをより身近に取り入れられるよう再構築しており、付属のLED専用ランプを使用して細やかな調光が可能なため、様々なシーンで柔らかな光を取り入れられます。

充電式ではなく、あえて電源コード式を採用することで、ボール球の交換によって長く使い続けられる照明です。

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ご購入はこちらから



二俣公一/Koichi Futatsumata
1975年鹿児島生まれ。福岡と東京を拠点に空間設計を軸とするケース・リアル(CASE-REAL)とプロダクトデザインに特化する二俣スタジオ(KOICHI FUTATSUMATA STUDIO)の両主宰。国内外でインテリア・建築から家具・プロダクトに至るまで多岐に渡るデザインを手がける。主なプロダクト作品に、「HAMMOCK(E&Y)」「in the sky (E&Y)」「valerie_objectsのためのカトラリー (valerie_objects)」「キウル ベンチ(Artek)」など。デザインした真空管アンプ「22(EK Japan)」はサンフランシスコ近代美術館の永久所蔵品となっているほか、その他受賞多数。2021年から2023年まで神戸芸術工科大学客員教授を務める。

www.casereal.com
www.futatsumata.com